
前向き社畜が休日出勤と3.5時間の残業をやりながら、QC検定3級を取得した勉強方法をまとめてみました。
自作した過去問の解答用紙が解答やチェックなどがしやすく、効率的に勉強できて合格ができました。
無料でダウンロードできるので、勉強に活用してください。
基本統計量すら解けない、数学が壊滅的な状態だった自分が合格できた方法など合わせて参考にしてみてください。
合格までに取り組んだ行動・手順
前向き社畜の会社の後輩が近いうちにQC検定3級を挑戦すると聞いて、アドバイスできるように駆け込みでQC検定3級を申し込んだことがキッカケです。
今回は2回目の試験で、前回は統計量の計算が壊滅的だったり、モチベーションがなく結果は不合格でした。
前回と違い、合格までにモチベーションを維持した方法や考え方をはじめに紹介していきます。
後半は合格までに取り組んだ勉強方法について紹介しているので、勉強の仕方に苦労している人は参考になれば幸いです。
団体受験ではなく個人受験に挑む
1回目の試験は受験料が会社負担だったことや、試験会場の職場が家から近い会社だったことであまり尻に火が付かず、継続的に勉強に取り組めませんでした。
特に統計量に関しては苦手科目で勉強せずに、問題は全く解けない壊滅的な状態でした。
2回目の試験は覚悟を入れるために、受験料を自腹で払い、受験先も職場の団体受験ではなく個人受験をすることで、倹約家な自分は受験料と交通費の元を取るために尻に火が付いて、やる気が出ました。

電車とバスの乗り継ぎをして会場に行きたくない人や倹約家な人は、自分のように背水の陣作戦を決行すると良いかなと思います。
個人受験を希望している人や覚悟が決まっている人は日本規格協会 QC検定受験/試験要項のホームページを参考にしてください。
周りに宣言する
この方法は簡単に実行できて個人的にオススメ。
例えば、自分でよしやるぞ!と目標を決めて気合いを入れても長く続かないことがあると思います。
自分のよくやる方法は、家族や会社の人に今度QC検定に挑戦するんですと言ったり、今度はブログに挑戦すると話したりと、周りの人たちとの会話の中で宣言することで、周りの目を逆手にとってサボりずらくさせることをよく利用しています。
過去問、解答用紙は机の上に開いたままにする

この方法は意識の切り替えに効果的で、会社から疲れて帰ってきて机に座ったときに、わざわざ過去問を取り出したり、ノートを広げたりの少しの動作ですら面倒になってしまい、机でダラダラなんてことがあると思います。
自分はその日にやる過去問を閉じないように洗濯バサミで固定したり、自作した解答用紙とペンを机にセットして予備動作を限りなくゼロにするように心掛けました。
この動作のムダをなくすようにするとダラダラせずに、様々なことに行動できるようになるので一緒に頑張りましょう。
この方法を活用して自分は、ブログを書くためにパソコンはシャットダウンせずにスリープモードにして、資料はブックスタンドや壁に貼るなどしたり、壁にやることリストや目標を貼って毎日ブログの改善に取り組んでいます。
めんどくさい原因を取り除いて行動・継続をできるようにしましょう。
QC検定合格後に、過去問や資料が直ぐに閉じてモチベーションが下がったのでブックスタンドを購入しました。
洗濯バサミだと重さが足りなかったり、めくるのが大変だったのでケチらずに自己投資の一環で早く買えば良かったです。
1日一回一問でもいいから解いてみる
先ほどの過去問や解答用紙を机の上に開いたままにしたら、1日一回は机に置いたペンを握って一問でもいいのでわからなくても解いてみましょう。
今までは勉強が習慣化できないのは、やらないから継続もできないんだと思いました。1日一回でも勉強に触れる機会があれば継続するキッカケを作ることができるので参考にしてみてください。
合格までに取り組んだ勉強法
合格までに取り組んだ勉強方法をまとめてみました。
合格までにやった手順
- 自作した解答用紙で本格的に取り組む&過去問の苦手箇所を重点的に取り組む。
- 統計量やわからないところはYouTubeを活用。
- 過去問は1回分の総得点数が90%を超えてから次の過去問に進む。
- 毎日肩慣らしに総得点数が90%以上で合格した過去問をやってから、ダメだった過去問のミスを勉強して再試験を繰り返す。
- 1~4を繰り返して1冊を終わらせる。
- ラスト1週間は時間を配分して過去問に取り組む。
自分の場合は1~5の手順でほぼ満点に近い状態になってから不安で更に最新版の過去問を購入して、本番形式で解いて応用問題など解けるかを再確認をしていました。
1. 自作した解答用紙で本格的に取り組む&過去問の苦手箇所を重点的に取り組む
最初にできない箇所を洗い出してから、苦手箇所を集中的に攻略していく方法がオススメです。
画像が自作した解答用紙の勉強例です。
自分の場合はフリクションボールペンで解答して、採点後のミスはカタカナの横に、消えないペンで正の字を記入してミスした箇所を重点的に学習、再度始めからテストをしてを繰り返して勉強しました。

QC検定3級過去問練習用解答用紙第21回~第38回PDF
合格時に作成した解答用紙を使いやすく改良したものです。PDFで配布しているので活用してみてください。
記入のしやすさと分野ごとの色分けで採点がしやすいので、集中して勉強できます。
↓自由に使える空白バージョン

2. 統計量やわからないところはYouTubeを活用
自分は過去問でわからない統計量などをクロップス・クルー セミナーChの動画を参考に合格しました。
この計算の仕方ががわからない、なんてときはQC検定の教科書を開かずに、クロップス・クルー セミナーの80点を目指す!QC検定3級対策vol1~vol7の各対策動画を見ながら解いて理解を深めるのが自分は効果的でした。
3. 過去問は1回分の総得点数が90%を超えてから次の過去問に進む
QC検定は総合得点数の70%で合格ですが、過去問1冊にある6回分は90%以上を目指して、1回ずつほぼ完璧に解けるようになってから次の過去問に取り組んでみましょう。
自分の場合は試験前に過去問1冊を合格基準の90%以上を超えていましたが、試験当日の時間配分に焦ったり、意外と解けないことがあったので、もし合格基準の70%~80%で勉強していたら本番だと本来の力を発揮できないで落ちていたかもしれないと感じました。
勉強のコツは過去問の単語の意味がざっくり浮かんできたり、統計量の計算方法が直ぐに思い出せる状態を意識して勉強に取り組むと、応用問題にも対応できるようになったのでただ解かずに頭で問いかけてから記入してみましょう。
4. 毎日肩慣らしに総得点数90%以上で合格した過去問をやってから、ダメだった過去問のミスを勉強して再試験を繰り返す
毎日の勉強の始めに総得点数90%以上で合格した過去問を取り組んで復習をして記憶の定着をさせましょう。
そこから新しい過去問を解いてできないところを勉強して覚える➜再試験を繰り返すことで記憶に定着させましょう。
5. 1~4を繰り返して1冊を終わらせる
復習と暗記を繰り返す勉強法をミルクレープ勉強法いいます。
勉強量が多いと思いますが、慣れた問題はそんなに時間がかからなくなってくるので、復習と暗記を繰り返すことで長期記憶を定着させる勉強法を上手く活用してみましょう。
6.ラスト1週間は時間を配分して過去問に取り組む
試験の1週間前は問題にも慣れてきて正答率も問題ないレベルだと思います。試験は90分間約100問近くあり、1問にあまり時間をかけられません。
自分が合格した時間配分は残り10分間をパスした問題と見直しに使って、手法分野を45分、実践分野を30分でざっくり分ける。
1週間前は最新版の過去問を試験形式でいきなり解いて、当日の時間配分を調整するやり方がオススメ。
捨てる問題をすぐに選別して、時間配分のミスがなければ70%合格も問題ないと思います。
自分は二項分布を最初から捨てて他の水準を上げることにしたことが、合格の決めてだったかなと振り返って思います。
残業で疲れていても継続して取り組めたコツ
自分が休日出勤や残業後でも勉強を継続できたコツを紹介します。
タイトルテキスト
- 自作した解答用紙の点数を記録する。
- ファミレスを活用。
- 通勤中はリーディングを活用。
自作した解答用紙の点数を記録する
各過去問の始めに日付と点数をフリクションボールペンで記入しておくと、点数が地道に上がっていくことを可視化できて、中途半端なところでやめるともったいないと思って自分は続けられました。
ファミレスを活用
自分は1~2週間ファミレスで追い込みの為に、休日前にファミレスに寄ったり、土日の空いている開店時間にモーニングとご褒美のデザートを頼んでお昼の混む前まで勉強していました。
試験会場の感覚で勉強に取り組めて自宅での勉強よりも集中できたのでオススメ。
勉強としてはフリクションボールペンなど机が汚れない配慮や、定員さんに断りを入れたり、たまに注文をしてファミレスに貢献するようにしましょう。
それとお金をかけることで、投資資金の回収のために頑張れたのが大きかったです。
混む前に退店するなど第三者に迷惑をかけないように注意しましょう。
通勤中はリーディングを活用
自分は車の通勤時間が片道1時間とすごくもったいない。
これを活用するためにYouTubeなどの動画を音声ファイルに変換して、カーナビのSDカードスロットに挿入して、聞きながら声に出すを繰り返して勉強に活用していました。
毎日1単語でも理解できたらOKくらいの気持ちで取り組んでみましょう。
QC検定3級の勉強でやめたこと
QC検定3級の勉強で、自分がやめても合格できたのであくまでも参考程度にしてください。
QC検定3級の勉強でやめたこと
- 二項分布を捨てた。
- QC検定の教科書を使わない。
二項分布を捨てた。
ざっくりと、志望した高校入試に落ちるほど数学が苦手で、YouTubeの動画で覚えた他の数式が精一杯。
二項分布を覚えるのに頭の容量と時間がかかり過ぎると判断して他の問題に力を入れることにしました。
二項分布の問題自体が2024年時点であまり検定に出題されていないので大丈夫だろうと踏んだのが功を奏しました。
QC検定の教科書を使わない。
会社から過去問と品質管理教科書QC検定3級のセットを支給されて、品質管理教科書がとにかく文字一色で言い回しも小難しく、一度目の試験のときに数式を見た瞬間挫折したので、先ほど紹介した動画を参考にしたほうが無難だと思います。
ひと言
社会人の資格取得は学生時代より大変でした。
少ない時間と体力を効果的に使うために今回紹介した行動方法と勉強方法を上手く活用して資格取得を頑張りましょう。
わからない箇所は教科書以外にオススメした動画を活用したり、作成した解答用紙を活用して合格に役立ててください。